不二先輩について
今日友人とひたすら不二先輩について語っていたんですけれども、彼はなんというか初恋の人みたいなものなんですよね。旧テニ5巻くらいのときにリアルタイムでハマって、その頃って年齢的にも先輩で、何だか学校の先輩に対する種類のキャーカッコイーみたいなノリだった覚えがあります。十年経って、もちろん不二先輩は永遠の十四歳だけど、イメージとしてはやっぱり先輩のままなんだと思います。新テニでは特に目立った活躍はないけれど、安定感が全然違うなあ、と。
四天や立海には再燃してからハマったので(むしろハマったから再燃した)、どういう対象かと言われるとファンタジーです。種類としてはブラウン管の中に対するキャーカッコイーです。つまり中学生感にはあんまりこだわっていなくて、だから妄想も好き勝手できるのかなあ、とか。不二先輩でも妄想はしますが、なんだかやりにくい。原作での描写がものすごく丁寧だというのもあるかもしれません。二次創作の必要なくない?みたいな。最初にハマったときに書かなかったのはそういう理由かとぼんやり考えていました。
しかしその話題に伴って不二先輩の試合を軽く読み返してみると、どれもすごく面白い。旧テニは基本的にリョーマのストーリーではあるんですが、精神性の移り変わりは不二先輩が一番丁寧に描かれているんじゃないかな?リョーマ戦→赤也戦→白石戦→仁王戦の流れがすごく綺麗。一番好きなのはやっぱり白石戦かな。不二先輩が勝利への執着に目覚める試合。って書いてて思ったんですけど、物語全体の『天衣無縫とは何か』、つまり勝つためのテニス→楽しむためのテニスという流れと不二先輩って完全に逆行してるんですね。一種の快楽主義のようなテニスをしていた不二先輩が勝ちたいと思うことでより強くなれたという。アンチテーゼなのか?これって。この流れを辿る不二先輩は無我には至らない気がする。いや至って欲しくないというのもありますが。なんだろう、これもうちょっとゆっくり考えよう。
あと白石も元は不二先輩タイプだったんじゃないかなあ。B型だし(そこか)。白石と不二先輩の違いは部長だったか否かで、更に白石には二年のときに全国準決勝で自分に回ってくることなく敗退してしまった経験があるわけです。ここがターニングポイントで、負けたら終いやと言いながら自称「面白くないテニス」を極めるに至ったんだろうなあと。だって不二先輩が巻き返してきて、攻略してるあたりの白石ってすごく活き活きしてるじゃないですか。「スリルを楽しみたいだけ」と言ってた不二先輩と通じるところがある気がします。そして千歳はそんな白石を見て色々もやもやするといい(どうしてもちとくらにしたいのか)。よし、これももっとゆっくり考えよう。
で、頭の中はこんな感じですけどやっぱり今日も書いているのは仁王くんです。仁王くんって一体何なんだろうか。結局一番謎です。書けば書くほど謎です。