お題「来世は他人がいい」
物心つくまで認識していた人間の顔はたったの四種類だ。父と、姉と、無数の戦士たちと、それからおれたち。
おれたちって言ったって、お互い見分けくらいはついていた。気がつけば髪型は違っていたし、たった四人の兄弟で明確なヒエラルキーだってあった。おれたちは間違えることなく互いの名を呼び、家臣の誰かが誰かを呼び間違おうものなら寄ってたかってぶちのめした。
でも考えてみてほしい。同じ日に生まれた同じ顔が…